こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

親知らずの周囲が腫れて痛みを感じた経験がある人もいるのではないでしょうか。口の奥に生える親知らずは歯ブラシが届きにくく、汚れや細菌がたまりやすい歯です。そのため歯ぐきに炎症が起こり、腫れや痛みにつながることがあります。
腫れが強くなると、食事のときに違和感が出たり、口を開けにくくなったりすることもあります。こうした症状を放置すると炎症が広がる可能性もあるため、原因や対処法を理解しておくことが大切です。
この記事では、親知らずの特徴や腫れが起こる原因、腫れたときの対処法、予防のために意識したいポイントについて解説します。
目次
親知らずとは

親知らずとは、上下左右の一番奥に生える歯のことで、正式には第三大臼歯(だいさんだいきゅうし)と呼ばれます。人によっては4本すべて生えてくることもありますが、生えない人や、1本だけ生えてくるという人もいます。
ほかの永久歯が生えそろったあとに生えてくる最後の歯のため、あごの奥に十分なスペースがなく、まっすぐに生えられないことが多くあります。そのため、斜めや横向きに生えたり、歯ぐきを突き破って一部だけ見えていたりすることも珍しくありません。
このような状態の親知らずは、歯ブラシが届きにくく清掃が難しいため、周囲に食べかすがたまりやすく、炎症を引き起こしたり、虫歯になったりするリスクが高くなります。
親知らずの周囲が腫れる原因とは?

ここでは、親知らずの周囲が腫れる原因について解説します。
親知らずの周囲に細菌がたまって炎症が起こっている
親知らずの腫れの代表的な原因として、歯ぐきの炎症が挙げられます。これは智歯周囲炎と呼ばれる状態で、親知らずの周囲に細菌が増殖することで発生します。
親知らずは口の奥に位置しているため、歯ブラシが届きにくく、磨き残しが生じやすい歯です。
また、歯ぐきが一部を覆うように生えている場合、その隙間に食べかすや細菌がたまりやすくなります。この部分に細菌が増えると歯ぐきが炎症を起こし、赤く腫れたり、押すと痛みを感じたりすることがあります。
炎症が進行すると、口を開けるときの痛みや、飲み込む際の違和感が出ることもあります。さらに細菌の影響が広がると、頬やあごの周囲まで腫れが及ぶ場合もあるため注意が必要です。
親知らずや手前の歯が虫歯になっている
親知らずの腫れは、虫歯が原因となって起こる場合もあります。特に親知らずは歯ブラシが届きにくいため、虫歯のリスクが高い歯といえます。
虫歯が進行すると、歯ぐきや周囲の組織に炎症が広がることがあります。その結果、歯ぐきが腫れたり、ズキズキとした痛みを感じたりする場合があるのです。また、親知らずだけでなく、その手前にある第二大臼歯が虫歯になるケースも少なくありません。
親知らずが斜めに生えている場合、手前の歯との間に汚れがたまりやすくなります。この部分は歯ブラシやフロスが届きにくいため、虫歯が進行しやすい環境になります。虫歯が原因の腫れでは、痛みが長く続くこともあるため、早めに歯科医院を受診することが重要です。
親知らずが斜めや横向きに生えている
親知らずの生え方も、腫れが起こる大きな要因です。本来、歯はまっすぐ上に向かって生えてくることで正常な噛み合わせを作ります。
しかし、親知らずはあごのスペース不足の影響を受けやすく、斜めや横向きの状態で生えてくることがあるのです。このような生え方をしていると、歯ぐきが部分的に覆いかぶさり、汚れがたまりやすくなります。
また、横向きの親知らずが手前の歯を押すような状態になると、その周囲に強い炎症が起こることがあります。歯ぐきの奥に細菌が入り込むと腫れや痛みが繰り返し発生し、慢性的な炎症につながる可能性もあるでしょう。
親知らずの周囲が腫れたときの対処法

親知らずの周囲が腫れた場合には、症状を悪化させないための行動が重要になります。ここでは、主な対処法について解説します。
口の中を清潔に保つ
腫れがあると歯磨きを避けたくなるかもしれませんが、口の中に汚れが残ると細菌が増え、炎症が悪化する可能性があります。そのため、無理のない範囲で歯磨きを行い、口の中を清潔な状態に保つことが大切です。
特に親知らずの周囲には食べかすが残りやすいため、歯ブラシを小さく動かしながらやさしく磨くようにしましょう。痛みが強い場合は患部を強くこすらず、周囲の歯を中心に丁寧に磨くことがポイントです。
刺激の少ない食事を選ぶ
親知らずの周囲が腫れているときは、硬い食べ物や熱すぎる・冷たすぎるもの、刺激の強い味付けの料理は避けたほうが無難です。
おかゆやスープ、煮込み料理など、やわらかくて温かすぎない食事を選ぶことで、患部に負担をかけずに栄養を摂ることができます。また、噛むときは腫れていないほうの歯で咀嚼するなど、できるだけ刺激を与えないよう工夫しましょう。
患部を冷やす
親知らずの周囲が腫れて熱をもっている場合は、冷たいタオルや保冷剤を頬の外側からあてて、やさしく冷やすことで炎症をやわらげることができます。
ただし、強く押し当てたり、長時間冷やしすぎたりするのは逆効果になることもあるため、10〜15分ほどを目安に、短時間ずつ冷やすのがよいでしょう。タオルなどを使って直接肌に当たらないようにするのがポイントです。
また、患部を急に温めるのは炎症を悪化させる可能性があるので避けましょう。
鎮痛剤を服用する
親知らずの腫れに伴う痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤を服用することで一時的に症状を和らげることができます。
ただし、薬に頼りすぎたり、用量を守らずに服用を続けたりすると、症状の根本的な原因を見逃す可能性もあります。腫れに伴う痛みが続くときは、自己判断せず、必ず歯科医院を受診し、歯科医師の判断を仰ぐようにしましょう。
歯科医院を受診する
親知らずのまわりが腫れたり痛んだりしたときは、すぐに歯科医院を受診することが大切です。自己判断で様子を見ていると、症状が悪化して強い痛みや発熱につながることもあります。
歯科医院では、レントゲン検査などで親知らずの状態を確認し、まわりに炎症が起きていないか調べます。必要に応じて、抗生物質や痛み止めを処方してもらえます。すぐに治療を受けることで、症状の悪化を防ぐことができるでしょう。
親知らずの周囲の腫れを予防するために大切なこと

親知らずが原因となって起こる腫れや炎症は、日頃のケアや意識によってある程度防ぐことができます。親知らず周辺の腫れを予防するために大切なことを、以下で確認していきましょう。
親知らず周囲を丁寧に磨く
親知らずの周囲は歯ブラシが届きにくく、磨き残しが起こりやすい場所です。汚れがたまると細菌が増え、歯ぐきの炎症につながることがあります。そのため、奥歯まで意識して丁寧に歯を磨くことが大切です。
歯ブラシを奥までゆっくり入れ、小さく動かしながら磨くと汚れを落としやすくなります。大きく動かすよりも細かく動かすことを意識すると、親知らずの周囲にも毛先が当たりやすくなります。ヘッドが小さい歯ブラシを使うと奥まで届きやすくなるでしょう。
歯科医院で定期的に状態を確認する
親知らずは口の一番奥にあるため、自分では状態を確認しにくい歯です。腫れや虫歯が起きていても気づきにくく、症状が出てから初めて問題に気づくことも少なくありません。
歯科医院では、親知らずの生え方や歯ぐきの状態を確認してもらうことができます。炎症の兆候や汚れがたまりやすい場所を早めに見つけることで、大きなトラブルにつながる前に対応しやすくなるでしょう。
また、歯科医院では専用の器具を使って歯のクリーニングを行うこともあります。普段の歯磨きでは落としにくい汚れを取り除くことで、親知らずの周囲を清潔な状態に保ちやすくなります。定期的に歯科医院で口の中を確認してもらうことで、腫れや炎症の予防につながるのです。
まとめ

親知らずの周囲が腫れる原因には、細菌による炎症や虫歯、歯の生え方などさまざまなものがあります。
親知らずは口の奥にあり歯ブラシが届きにくいため、汚れが残りやすく歯ぐきのトラブルが起こりやすい歯です。腫れや痛みがあるときは、口の中を清潔に保つことや刺激の少ない食事を心がけましょう。
ただし、症状が続く場合や腫れが強い場合は、早めに歯科医院で状態を確認してもらうことが重要です。
また、親知らずのトラブルを防ぐためには、日頃から奥歯まで意識して歯を磨くことや、歯科医院で定期的にチェックを受けることが欠かせません。普段のケアを丁寧に続けることが、親知らず周囲の腫れや炎症を防ぐことにつながります。
親知らずの腫れや痛みにお悩みの方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。
当院では、一人ひとりのライフステージに沿った歯科医療を提供できるよう努めています。小児・成人矯正や予防歯科、虫歯・歯周病治療、ホワイトニングなどさまざまな診療に力を入れています。
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奥村 亮司
















