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床矯正のデメリットとは?ほかの治療法との違いも解説

こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

床矯正のデメリットを紹介するイメージ

お子さまの歯並びが気になり始め、「床矯正という治療法があると聞いたけれど、どんな治療なの?」「ほかの矯正と何が違うの?」と疑問をお持ちの保護者の方も多いのではないでしょうか。床矯正は、成長期の子どもの顎の発育を活かして歯列を広げる治療法で、将来的な抜歯を避けられる可能性があることから、注目されています。

しかし、メリットだけでなくデメリットも存在するため、治療を始める前にしっかりと理解しておくことが大切です。

この記事では、床矯正のメリット・デメリット、ほかの治療法との違いについて解説します。

床矯正とは

床矯正の装置を装着した口腔内

床矯正とは、顎の骨の成長を利用して歯列を広げる治療法です。主に、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期の子どもに対して行います。歯を移動させるのではなく、歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保することが目的です。

床矯正で使用する装置は、取り外し式のプレート型装置です。装置の中央にあるネジを少しずつ回して調整し、顎の骨をゆっくりと広げていきます。ネジを回す頻度や回す量は、歯科医師の指示に従って行います。

治療期間は患者さまの骨の成長の状態や口腔内の状態によって異なりますが、一般的には1年から2年程度とされています。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットのイメージ

床矯正は、顎の発育を活かせる一方で、デメリットも存在します。ここでは、床矯正のデメリットについて解説します。

装着時間を守る必要がある

床矯正の装置は、取り外しできて食事や歯磨きをしやすい反面、装置を自己管理しなければならないというデメリットがあります。基本的には1日14〜16時間の装着が必要ですが、装着時間が短くなると歯列の拡大が進まなくなるのです。

特に、小学校低学年の子どもは、装置をつける習慣づけが難しいケースも少なくありません。違和感や痛みから外してしまうお子さまもいるでしょう。本人の性格や生活環境によっては、装着を続けられず治療効果を十分に得られない可能性があるのです。

治療をスムーズに進めるには、保護者からのサポートはもちろん、お子さま本人のモチベーションを維持することも求められます。装着時間を守ることが難しいと感じる方は、歯科医師に相談のうえで他の治療法を検討したほうがよいかもしれません。

適応年齢に制限がある

床矯正は、基本的に成長期の子どもを対象とした治療法です。顎の骨が成長過程にある段階でなければ、効果を十分に得ることが難しくなります。具体的には、歯の生え変わりが始まる6歳ごろから10歳前後までが治療の対象です。

成長がほぼ終わっている中高生や大人には適応できないケースが多く、別の矯正治療が必要になる可能性があります。

発音しにくくなることがある

床矯正の装置は顎の内側にフィットさせるため、舌が装置に触れる場合があります。特に、装置をつけ始めたばかりのころは、サ行やタ行などの舌先を使う発音がしにくく感じるかもしれません。

発音の違和感は時間の経過とともに少しずつ慣れてくるものの、最初のうちは話しにくさが気になることもあるでしょう。口を大きく動かしてゆっくり話す練習をしたり、家族や友達とたくさん会話をしたりすることで、慣れるのが早くなるといわれています。

違和感や痛みが出ることがある

床矯正で使用する装置は取り外しが可能ですが、初めて装着する際には口の中に異物感や違和感を覚えることがあります。舌や頬、唇などの粘膜部分に慣れるまでの間、軽い痛みや不快感が生じることがあるでしょう。

審美性が低い

床矯正の装置は取り外しが可能ですが、装着している間は口の中に入っている状態になります。そのため、口を開けたときに装置の一部が見えることがあり、人前での見た目を気にする子どもにとってはデメリットに感じられることがあるでしょう。

ただし、装着するのは基本的に就寝時と学校から帰宅後の時間帯となるため、日中の学校生活に大きな影響は出にくいといえます。

床矯正のメリット

床矯正のメリットのイメージ

ここでは、床矯正のメリットについて解説します。

抜歯を避けられる可能性が高まる

矯正治療を行う際、歯を並べるスペースが足りないときには歯を抜くことがあります。特に、大人になってから矯正を受ける場合は、歯を移動させるスペースを確保するために抜歯が必要になるケースも少なくありません。

しかし、床矯正は顎の成長を利用して歯が並ぶスペースを広げる治療法です。歯列を広げられると、成人矯正で抜歯せずに治療ができる場合があります。のちに本格的な矯正が必要になっても、抜歯を避けられる可能性が高まるのは大きなメリットといえるでしょう。

取り外しができる

床矯正で使用する装置は、取り外しが可能です。普段どおり食事ができるほか、口腔内を清潔に保ちやすいというメリットがあります。

固定式の装置のように食べかすが装置と歯の間に挟まる心配もないため、歯磨きがしやすく虫歯や歯周病のリスクを抑えられます。

費用を抑えられる

床矯正は、ほかの矯正治療と比べると費用を抑えられる傾向にあります。一般的な全体矯正では60〜100万円を超えることもありますが、床矯正であれば30〜40万円程度で治療できるケースが多いです。

また、床矯正後に歯を移動させるための矯正が必要となっても、歯列を広げておくと抜歯や外科手術を避けられる可能性が高まります。将来的な治療費用を抑えることにもつながるでしょう。

床矯正とほかの治療法の違い

マイオブレースで歯の矯正をしている男の子

床矯正のほかにも、小児矯正にはさまざまな治療方法があります。代表的なものとしては、急速拡大装置やマイオブレース、インビザライン・ファーストなどが挙げられます。

ここでは、それぞれの特徴と床矯正との違いについて解説していきます。

床矯正と急速拡大装置との違い

急速拡大装置は、上顎の骨を急激に広げるための固定式の装置です。床矯正との違いは、固定式の装置であることと、短期間で治療効果が期待できる点です。

床矯正の場合は、1〜3年程度かけてゆっくりと顎の骨を広げていきます。ゆるやかな力をかけるため、痛みが生じにくいです。

一方で、急速拡大装置の治療期間は3〜6ヶ月程度とされています。短期間で顎の骨を拡大できますが、強い力をかけるため痛みを感じる可能性があるのはデメリットでしょう。

また、床矯正の場合は取り外しができますが、急速拡大装置は取り外しができません。装着時間の管理をしなくてよい一方で、歯磨きがしにくく、虫歯のリスクが上がりやすい点はデメリットといえます。

床矯正とマイオブレースの違い

マイオブレースとは、お口周りの筋肉や舌の使い方、呼吸の仕方など、歯並びに影響する癖を正すことで、自然な歯列の形成を目指す治療法です。取り外し可能なマウスピース型の装置を装着しながら、トレーニングも並行する点が特徴です。

一方、床矯正は装置によって顎の幅を拡げることを目指す治療法です。お子さまの成長を利用して歯が並ぶスペースを確保し、自然な歯列形成を目指します。

マイオブレースは癖の改善に重点を置いた治療であり、床矯正は顎の骨格そのものに働きかける治療という違いがあります。

床矯正とインビザライン・ファーストの違い

インビザライン・ファーストは、子どもの矯正治療にも対応したマウスピース矯正です。成長期の子どもに適応できるよう設計されており、顎の拡大と歯並びの矯正を同時に進めることができます。

床矯正が主に顎の幅を広げることに特化しているのに対し、インビザライン・ファーストは歯の移動も含む総合的な矯正治療が可能です。見た目が透明で目立ちにくく、装着していても周囲に気づかれにくいという利点があります。

また、痛みが少なく食事や歯磨きの際に取り外せるため、子どもにも受け入れやすい治療法です。ただし、費用が高額になる傾向があり、装置の取り扱いには一定の管理が求められます。

まとめ

床矯正の装置を装着する女の子

床矯正は、成長期の子どもの顎の骨の発育を利用して歯列を広げる治療法です。抜歯を避けられる可能性が高まること、取り外しができること、ほかの矯正治療と比べて費用を抑えられることなど、多くのメリットがあります。

一方で、装着時間を自己管理しなければならないことや、装着中に発音のしにくさや違和感が生じることがあるといったデメリットも存在します。治療効果を十分に得るためには、お子さま本人の理解と保護者のサポートが重要です。

「床矯正が自分の子どもに合っているかどうかわからない」と感じている場合は、まずは歯科医師に相談し、お子さまの状態に合った治療法を検討しましょう。

床矯正を検討されている方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。

当院では、一人ひとりのライフステージに沿った歯科医療を提供できるよう努めています。小児・成人矯正や予防歯科、虫歯・歯周病治療、ホワイトニングなどさまざまな診療に力を入れています。

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奥村 亮司