こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。
「セラミック歯の治療を検討しているけれど、寿命が気になる」「どれくらい使い続けられるの？」など、セラミックはどれくらい使用できるのか寿命が気になってはいませんかの寿命に関して疑問がある方は多いのではないでしょうか。セラミック歯は、保険適用の銀歯と比較して寿命が長い治療法です。
そこで本記事では、セラミック歯の寿命と、寿命を延ばすためのポイントを解説していきます。セラミック治療を検討中の方は、ぜひ、参考にしてみてください。
Contents
セラミックの歯の寿命は？
セラミックの平均的な寿命は7～10年といわれています。
ただし、セラミックの寿命は一人ひとりの口の中の環境や噛み合わせの状態、選択するセラミックよって異なるため、一概にはいえません。適切なケアをおこなっていれば20年以上使用できるケースもあります。
以下に、種類別にみるセラミック歯の種類ごとの寿命の目安を紹介します。
オールセラミック
オールセラミックの寿命は10～15年です。オールセラミックは材料にセラミックだけを使用しています。た人工歯です。
陶材を使用しているため、天然歯の持つツヤ感や透明感を再現することが可能で、審美性が高い点が特徴です。精巧につくられたオールセラミックの歯は、歯科医師でも見分けがつかないほど美しくい仕上がりになります。
ただし、強い衝撃を受けるとに弱く破損しやすいたすることがあるため、め噛み合わせの強い奥歯の治療には向きません。
e-max
e-maxの平均寿命は10～15年です。e-maxは、素材にニケイ酸リチウムガラスを使用していまた人工歯です。ガラスを使用しているので、オールセラミックと比較して強度が強い高いことが特徴がありまです。
天然歯と同じくらいの強度があるためなので、噛み合わせのう歯への負担がも少なく擦り減りのリスクも少ないでしょう。また、審美性も高く透明感やツヤ感をも再現することが可能なので、昨今、注目されているセラミック歯のひとつです。
ジルコニア
ジルコニアの平均寿命は15～20年といわれています。ジルコニアは、強度があり耐久性に優れているため人工ダイヤモンドとも呼ばれています。
天然歯より硬い素材なので、耐久性が必要な奥歯の治療に使用適用される場合が多いです。噛み合わせが強い方や歯ぎしりがある方は、噛み合う天然歯に負担がかかりやすいため注意が必要です。
ただし、また、ジルコニアはオールセラミックやe-maxと比較すると、透明感など色調の再現性再現が劣ります。そのため、審美性が求められる前歯の治療には不向きだといえるでしょう。
ただし、ジルコニアは硬いので、噛み合わせが強い方や歯ぎしりがある方は、噛み合わせの天然歯に負担がかかりやすいため注意が必要です。
メタルボンド
メタルボンドの平均寿命は8～10年ほどです。メタルボンドは、金属の表面にセラミックを焼き付けて作成します。金属の耐久性とセラミックの審美性、両方のメリットを得ることができる治療法です。
しかし、中に金属を使用しているためセラミックの持つ天然歯の透明感を再現することが難しくなります。経年劣化で金属イオンが溶け出すため、歯茎が黒ずむブラックマージンの原因になるリスクもあるでしょう。
角度によっては金属の一部が見えるため、高い審美性が求められる前歯の治療には向きません。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックの平均寿命は7～8年といわれています。ハイブリッドセラミックは、セラミックに歯科用のプラスチックを混ぜ合わせてつくられます。材料の一部にプラスチックが入っているため、他のセラミック歯と比較して安価におこなうことが可能ですると安価です。
ただし、安価にできる反面、プラスチックは経年劣化で変色しやすい点く、や強度に劣る点をなど、デメリットも理解したうえで選択するようにしましょう。
セラミックの歯の寿命が長い理由
セラミック歯は、保険適用の銀歯やレジン治療と比較して寿命が長い特徴があります。セラミック歯の寿命が長く保たれるい理由は、以下の3つが考えられます。
- 精度が高い
- 汚れがつきにくい
- 経年劣化しにくい
それぞれ解説します。
精度が高い
セラミック歯は審美性が高く見た目が美しい他にも、完成した詰め物・被せ物の精度が高いため長く使用できます。セラミック歯は、精密に採取できる型取りの材料で型取りをおこなって、詰め物・被せ物を作成するのが一般的です。
また、接着剤も歯との隙間が生じにくい高品質な接着剤をものを使用します。そのため、ご自身の歯と詰め物・被せ物との適合性適合が高く、トラブルが起きにくい特徴があります。のです。
汚れがつきにくい
セラミック歯の表面は、滑沢で汚れが付きにくく、汚れが付着しても落としやすい特徴があります。
虫歯や歯周病の原因は、歯に残るプラークです。保険適用の銀歯の場合は、表面に傷が付きやすく汚れが残りやすいです。しっかりとブラッシングしていても、細かい傷に入り込んだ汚れを完全に落とすことは難しいでしょう。
セラミックは傷付きにくく表面が滑らかなので、ブラッシングで簡単に汚れを落とすことが可能です。清潔な状態を保ちやすいため、虫歯や歯周病で再治療になるリスクや歯を失うリスクを回避することが期待できます。できるでしょう。
劣化しにくい
セラミックは変色・変形など、経年劣化が起こりにくい素材治療法です。
保険適用の銀歯は、経年劣化しやすく変形しやすい特徴があります。金属が変形するとご自身の歯との間に隙間が生じるため、詰め物・被せ物との間に汚れが入り込みやすい環境になりますすくなります。そのため、銀歯は虫歯の再発リスクが高くなる傾向にあるため注意が必要です。のです。
一方、セラミック歯は変色や変形のリスクが少ないため、清潔な状態を保ちやすく虫歯の再発リスクが低い特徴があります。
セラミックの歯の寿命が短くなる原因
セラミック歯の寿命を短くする原因として考えられる要因は以下のとおりです。が短くなる原因は、以下のとおりです。
- セラミック歯が適合していない
- 噛み合わせが強い
- 歯ぎしり・食いしばりの癖が
- 事故などでの強い衝撃を受けた
- ケアが不十分なケアである
セラミック歯は、保険適用の銀歯と比較して型取りの材料や接着剤も高精度なものを使用します。適合が良く段差や隙間が生じにくいため、トラブルが起きにくくを避けて長く使用することが可能です。
しかし、ご自身の歯と詰め物・被せ物との適合が悪いと、汚れなどがたまりやすい環境になり寿命が短くなるリスクがあります。また、セラミック歯の種類によっては衝撃に弱いため種類もあるため、噛み合わせがもともと強い方や歯ぎしり・食いしばりの習慣が癖がある方は選択するセラミックはを歯科医師とよく相談したうえで選択しましょう。
適切なセラミック歯を選択しても、セルフケアや歯科医院での定期メンテナンスをおこたると虫歯や歯周病・噛み合わせの不適合による破損などで再治療になる可能性があります。セラミック歯は保険適用の銀歯と比較して汚れが付きにくく落としやすい特徴がありますが虫歯になるリスクはゼロではありません。しっかりとブラッシングをおこなって、歯科医院でトラブルがないか定期的に確認してもらう必要があります。
セラミックの歯の寿命を延ばすためのポイント
セラミック歯の寿命を少しでも延ばすためには、どのような点に気をつければいいのか気になる方も多いでしょう。セラミック歯の寿命を延ばすポイントは、以下の3つです。
- セルフケアをしっかりおこなう
- 歯科医院の定期メンテナンスに通うを受ける
- 歯ぎしり・食いしばり対策をおこなう
それぞれ解説します。
セルフケアをしっかりおこなう
セラミック歯は、表面が滑沢で汚れが付きにくく、除去しやすい特徴があります。
しかし、汚れが付きにくいからとブラッシングをおこたっていると、セラミックの表面に汚れやプラークが蓄積されます。虫歯や歯周病の原因はプラークです。セラミック歯に多くのプラークが残っていると、精密に作られているセラミック歯でも虫歯になるリスクがあります土台の歯にトラブルが起こるリスクが高まります。
虫歯で再治療になる前が必要になることがないように、しっかりと歯ブラシやフロス・歯間ブラシを使用して清潔な状態を保つように心がけましょう。
歯科医院の定期メンテナンスを受ける
口の中の環境は常に変化します。ご自身では問題ないと感じていても「見えない部分がで虫歯や歯周病になっていた」「歯並び・噛み合わせが変わってセラミック歯に負担がかかっていた」などのトラブルが起きているケースは少なくありません。
歯科医院の定期メンテナンスでは、噛み合わせのチェックや虫歯や歯周病の有無、・ブラッシングが不十分な部位のブラッシング指導などを行います。と併せて歯石・着色取りなどもおこないます。セラミック歯の寿命を延ばすためには、定期メンテナンスに通ってうので、口内を健康に保つことがポイントになる清潔に保てるでしょう。
歯ぎしりと食いしばりを改善する
セラミック歯は衝撃に弱いため、歯ぎしり・食いしばりのある方は注意が必要です。歯ぎしり・食いしばりのある方は、しっかりと対策することがセラミック歯の寿命を延ばすポイントになることにつながるでしょう。
日中に食いしばりがをしているある自覚のある方は、意識して食いしばりの習慣を減らすように努めることが大切です。
一方、就寝中におこなわれる歯ぎしりは、無意識におこなわれているなためナイトガードを装着してセラミック歯とご自身の歯を守る必要があります。
歯ぎしりや食いしばりは精神的・肉体的ストレスが原因であるケースが多いです。規則正しい生活を心がけてストレスを減らすだけでも、症状が改善することが期待できますを軽減できるかもしれません。。
まとめ
セラミック歯は、保険適用の銀歯と比較して寿命が長く7～10年ほど使えるといわれています。選択するセラミック歯や口内の環境によって異なるため、歯科医師とよく相談したうえでベストなものて素材を選ぶことが大切です。
また、セラミックの寿命を長持ちさせるためには、日頃のセルフケアはもちろん、歯科医院の定期メンテナンスが欠かせません。に通ってトラブルが起きていないか、ブラッシングがしっかりおこなわれているかをしっかりできているかを定期的に確認してもらうようにしましょう。いましょう。
セラミック治療を検討されている方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。
奥村 亮司
