こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

「確かにここに置いたはずなのに、入れ歯が見当たらない」といった経験はありませんか。入れ歯は食事や会話を支える大切な装置のため、突然見つからなくなると生活への影響が大きく、不安や焦りにつながるかもしれません。
この記事では、入れ歯を紛失した際にまず取るべき行動、見つからなかった場合の対応、再製作時の注意点、さらに日頃からできる予防策までを紹介しています。いざという時に落ち着いて対処できるよう、ぜひ参考にしてください。
入れ歯をなくしたらどうすればいい?

入れ歯が見当たらないと気づいた際は、まずは落ち着いて状況を整理することが大切です。最後に外した場面を思い返しながら確認していくと、発見につながることが多くあります。
ここでは、入れ歯を探す際に役立つ考え方と、確認しておきたい具体的なポイントをまとめます。
直前の行動を振り返る
まずは、いつ・どこで外したのかを思い返してみましょう。食事前だったのか、寝る前だったのか、洗面所で洗浄した時だったのか、あるいは外出先で外したままかもしれません。
直前の行動を具体的にたどることで、探すべき場所が自然と絞れてきます。記憶があいまいでも、普段の動きに沿って確認していくと見つかる可能性があるでしょう。
自宅内で確認したい場所
入れ歯は、自宅のどこかに置き忘れていることが多いです。まずは、次の場所を重点的に確認してみてください。
洗面所・浴室まわり
洗浄後に洗面台の端や棚へ置いたままになっていることがあります。コップの中や排水口付近も見落としがちな場所なので、あわせて確認してみてください。
食卓・キッチン周辺
食事前に外し、そのままテーブルや流し台の近くに置いている場合があります。ティッシュに包んでいた場合は、周囲の紙類も丁寧に確認してみましょう。
寝室・枕元
就寝前に外した記憶があるなら、ナイトテーブルや枕周辺をチェックします。布団やシーツの間に入り込んでいることもあるため、寝具もめくって確認してみましょう。
ゴミと一緒に処分していないか確認する
入れ歯をティッシュに包んだまま、誤ってゴミとして処分する例は珍しくありません。まだゴミを出していない場合は、中身を確認してみてください。
すでに回収に出したあとでも、状況によっては自治体や収集業者に相談できる場合があります。ただし、衛生面の問題もあるため、安全を最優先に行動しましょう。
外出先に心当たりがある場合
外食時のトイレや旅行先の宿泊施設など、外出先で外した可能性がある場合は、できるだけ早めに連絡を入れましょう。時間が経つほど確認が難しくなるため、思い当たる場所があれば早めに問い合わせるようにしてください。
入れ歯が見つからない場合の対応

探しても入れ歯が見つからない場合は、自己判断でそのままにするのではなく、早めに歯科医院へ相談することが大切です。入れ歯がない状態が続くと、噛みにくさだけでなく、噛み合わせの変化や口内の粘膜への負担が生じることもあります。
まずは歯科医院へ連絡する
紛失が確実になった段階で、まずは歯科医院へ連絡し、状況を伝えましょう。入れ歯の再製作には、型取りから装着後の微調整まで複数の工程が必要で、完成までには一定の期間がかかります。そのため、受診の予約は早めに取っておきましょう。
かかりつけの歯科医院であれば、これまで使用していた入れ歯の記録や模型が残っていることが多く、それらを参考に再製作を進められる場合があります。
食事を工夫する
新しい入れ歯が完成するまでの間は、噛む力が十分に発揮できないため、食事内容を見直す必要があります。硬い食材や繊維の多いものは控え、やわらかく調理した料理を中心にすると負担が軽減されます。
おかゆや雑炊、スープ類、豆腐、よく煮込んだ野菜、卵料理などは食べやすいでしょう。
噛みにくさから食事量が減ると、体力の低下や体重減少につながることもあります。栄養が偏らないよう食材の種類を意識しながら、無理のない範囲でしっかり摂取することが大切です。
入れ歯をなくすデメリット

入れ歯の紛失は、不便というだけでは済まない問題です。ここでは、紛失で生じる主なデメリットを解説します。
噛み合わせや口腔内への影響
入れ歯がない状態で過ごすと、残っている歯や歯茎には通常とは異なる負担がかかります。さらに、入れ歯によって支えられていたバランスが崩れ、周囲の歯が少しずつ動いたり傾いたりすることで、噛み合わせが変化する場合もあります。
また、入れ歯がないことで食べ物を十分に噛み砕けなくなり、消化器官への負担が増える可能性もあります。よく噛むことは消化を助けるだけでなく、脳への刺激や唾液の分泌にもかかわるため、噛む機能の低下は全身の健康とも無関係ではありません。
審美面・心理面への影響
入れ歯がない状態で過ごしていると、口元の見た目に変化が生じることがあります。特に前歯の入れ歯を紛失した場合には、歯がない部分が目立ちやすくなり、人前で話すことや笑うことに強い抵抗を感じる方も少なくありません。
また、「うまく発音できているだろうか」「口元を見られていないだろうか」といった不安が重なることで、外出や会話そのものを控えるようになるケースもあります。こうした心理的なストレスは、日常生活の質の低下にもつながりかねません。
保険では作り直せないことがある
入れ歯を紛失し、新しく作り直す場合に注意しておきたいのが、健康保険のいわゆる6ヶ月ルールです。健康保険を利用して入れ歯を作製した場合、原則として前回の作製から6ヶ月以上経過していなければ、同じ部位に同種の入れ歯を保険適用で再製作することはできません。
これは保険診療上の取り決めであり、紛失や破損といったやむを得ない理由であっても、基本的にはこのルールが適用されます。そのため、保険で作った入れ歯をなくし、6ヶ月以内に同じ部位の入れ歯を再製作する場合には、保険が適用されず自費診療となる可能性があります。
費用は入れ歯の種類や設計、欠損部位によって異なりますが、数万円以上の負担になる可能性も考えられます。
ただし、症状や状況によっては例外的な取り扱いが認められるケースもあります。まずはかかりつけの歯科医師に事情を説明し、具体的な対応方法や費用について確認することが大切です。
入れ歯をなくなさないためにできること

入れ歯の紛失は誰にでも起こりうることですが、日頃の習慣を少し見直すだけでリスクを大幅に減らせます。
保管場所を決める
紛失の大きな原因は、置き場所がその都度変わることです。外したら必ず専用ケースに入れると決めておくだけでも、紛失を防げるかもしれません。
ケースは洗面所など普段から使う場所に置き、視界に入りやすい位置に定位置をつくりましょう。目立つ色のケースを選ぶと、置き忘れや見落としにも気づきやすくなります。
外出先では特に注意する
外食時や旅行中は、普段と違う環境になるため注意が必要です。外出先で外す可能性がある場合は、あらかじめ専用ケースを持参し、必ずバッグの中に保管する習慣をつけましょう。
ティッシュや紙ナプキンに包んで置く方法は、誤って処分されるリスクがあるため避けたほうが安全です。
家族や介護者と管理方法を共有する
高齢の方や介護を受けている方の場合、入れ歯の管理を周囲と共有しておくことが重要です。保管場所や取り扱いのルールを家族や介護スタッフと確認しておくと、見当たらない時の対応がスムーズになります。
施設に入所されている方は、入れ歯に名前を記載する方法も有効です。歯科医院によっては名入れに対応している場合があるため、希望があれば相談するとよいでしょう。
定期的な調整で外れにくい状態を保つ
入れ歯は時間の経過とともに、顎の形の変化などによって合いにくくなることがあります。ゆるみがあると外す機会が増え、置き忘れにつながることもあります。
定期的に歯科医院で調整や点検を受け、安定した装着状態を維持することが、結果として紛失予防にも役立ちます。違和感やがたつきが生じた時は、早めに受診を検討しましょう。
まとめ

入れ歯をなくした時は、洗面所や食卓、寝室、ゴミ箱など、よく置き忘れる場所を順に確認しましょう。見つからない場合は、早めに歯科医院へ連絡し、再製作について相談することが大切です。
入れ歯がない期間が続くと、噛み合わせや咀嚼機能に影響が出ます。また、保険診療の入れ歯は前回から6ヶ月経っていないと同じ条件で作り直せず、自己負担になることもあります。
普段から専用ケースを使う、保管場所を決めるなどの習慣づけで紛失を防げます。気になることがあれば、歯科医院へご相談ください。
入れ歯治療を検討されている方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。
当院では、一人ひとりのライフステージに沿った歯科医療を提供できるよう努めています。小児・成人矯正や予防歯科、虫歯・歯周病治療、ホワイトニングなどさまざまな診療に力を入れています。
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奥村 亮司
















