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京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科

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歯周病の予防法 | 歯の健康に保つための重要なステップ!

こんにちは。京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科です。

歯周病の女性

令和5年6月に、厚生労働省から令和4年歯科疾患実態調査の結果が公表されました。「4mm以上の歯周ポケットを持つ人の割合は、全体では47.9%で、高齢になるにつれ増加傾向」と発表されています。

歯周ポケットが4〜6mmの場合、中等度歯周炎と診断されることがあります。歯周病は年齢を重ねるとともに増加しますが、近年、若年層でも多く見られるようになっているのです。

今回は、歯周病について詳しく解説します。歯周病の原因や症状、予防法などを解説するので、ぜひ参考にしてください。

引用元:「令和4年歯科疾患実態調査」の結果(概要)を公表します|厚生労働省

歯周病とは?

歯周病とは、歯と歯を支える組織が炎症を起こしている状態です。歯周組織には歯茎、歯槽骨、セメント質、歯根膜が含まれています。

歯周病になると歯を支えることができなくなり、歯が抜け落ちることもあるでしょう。歯周病には生活習慣の乱れが影響することから、生活習慣病の一つとも捉えられています。

歯周病の原因

歯周病のイメージ

歯周病の主な原因は、細菌に感染することです。口腔内には常に多くの細菌が存在しており、歯垢(プラーク)として歯面に付着します。

日常的な歯磨きや歯間の清掃が不十分であると、歯垢が歯と歯茎の境目に溜まります。歯垢として溜まった細菌は、食事で得られた糖などを餌として増殖するのです。

歯垢が十分に取り除かれずに放置されると、歯石となってさらなる炎症を引き起こします。歯石は強固に歯に付着するので、日常的な歯磨きで取り除くのは難しいでしょう。

歯や歯茎に付着した汚れが、歯周病を起こす原因になります。

また、喫煙する習慣がある方や、栄養状態がよくない方、ストレスを溜め込んでいる方、免疫力が低下している方、妊娠中の方、糖尿病を患っている方は、歯周病のリスクが高いです。歯周病と全身の健康は深く関わっているので、歯周病を予防し歯の健康を守ることが重要です。

歯周病の進行段階と症状

歯周病治療の進行イメージ

歯周病は、進行段階によって症状が異なります。

進行段階と症状は、以下のとおりです。

歯肉炎

歯肉の溝に歯周病菌が入り込み、歯茎に炎症が起きている状態です。歯茎のふちが腫れることがありますが、自覚症状はほとんどありません。

軽度歯周炎

炎症が進行し、歯周ポケットが形成されます。歯茎が腫れてプヨプヨとし始めるでしょう。出血しやすくなるので、歯磨きの際に歯茎から血が出ることが多いです。

中等度歯周炎

歯がぐらつくようになり、歯の根本が露出し始めます。歯が長くなった印象を受ける場合が多いでしょう。

膿が出る、口臭が発生するなど、日常生活に支障をきたすことがあります。

重度の歯周炎

炎症が進行し、歯周ポケットが6mm以上になった状態です。歯の根本が露出して、歯茎からは膿と血が持続的に出ます。

歯槽骨が大きく失われ、最終的には歯が抜け落ちます。

歯周病の予防と早期発見の重要性

歯周病を発見するイメージ

歯周病によって歯を失うと、食べにくいことから栄養状態が悪くなり、全身の健康に影響します。近年では、歯周病の炎症によって発生する毒性物質が血流にのって全身をめぐり、糖尿病や動脈硬化などの生活習慣病を引き起こす・悪化させることもわかってきました。

高齢者に多い肺炎や、アルツハイマー型認知症とも関連しているともいわれています。そして、妊娠期における影響は忘れてはいけません。歯周病がある妊婦は、早産、低出生体重児のリスクが高まるとされています。

歯が抜け落ちなくても、歯周病が進行することで全身の疾患が悪化することが懸念されます。早期発見・早期治療と予防が非常に重要なのです。

歯周病の具体的な予防方法

歯磨きをする女性

続いて、具体的な予防方法をお伝えします。歯周病を予防するためには、日常的な歯磨きと定期的な歯科検診が重要です。

歯垢や歯石を適切に除去することで、歯周病の発症を予防できます。個人で行うセルフケアと、歯科医院で行うプロフェッショナルケアの2つにわけて確認しましょう。

セルフケア

ご自身で行えるセルフケアは、以下のとおりです。

栄養バランスを意識した食事を摂取する

炎症は、免疫状態が悪ければ悪化します。免疫を高めるために大切なのが、栄養バランスの取れた食事を摂取することです。

日々の食生活が歯周病の予防につながるので、バランスのよい食事を心がけましょう。

間食をダラダラ食べない

歯周病菌は、食事の糖分を餌に増殖します。ダラダラ食べ続けることで、歯周病菌が住みやすい環境を作ることになるでしょう。

間食と聞くと食べ物だけに気を遣えばよいと思うかもしれませんが、甘い飲み物にも注意してください。間食のあとや甘い飲み物を飲んだあとは、歯を磨きましょう。

禁煙・減煙を試みる

喫煙は、歯周病の悪化リスクがあると明らかになっています。歯周病にかかる危険性は1日10本以上喫煙すると5.4倍、10年以上喫煙を続けると4.3倍に上昇し、重症化しやすくなるとされています。

禁煙することで、歯周病にかかる危険性が下ることも判明しているのです。

参照元:日本臨床歯周病学会 | 歯周病と煙草の関係

歯磨き後、鏡で磨き残しや出血などをチェックする

歯磨きの仕方には癖があり、磨いているつもりでも磨けていないことがあります。そのため、歯磨きが終わったら鏡で磨き残しがないかチェックしましょう。

「歯磨きは右下の奥歯から順番に」などのマイルールを作り、磨き忘れる部分が生じないようにすることも効果的です。

食後は必ず歯磨きをする

上述しましたが、歯周病菌の餌は糖分です。食後の菌の増殖を防ぐために、歯磨きを習慣化しましょう。

環境的に歯磨きが難しい場合は、うがいをする、マウスウォッシュを使うなど、大まかな汚れだけでも落としてください。特に、マウスウォッシュには菌の増殖を防ぐ効果があります。

デンタルフロスや歯間ブラシ、舌ブラシを効果的に活用する

歯ブラシの毛先が開いていると、効果的に歯垢を落とすことが難しくなります。月に一度交換しましょう。また、磨き終わったら水で洗い、菌が繁殖しないように乾燥させてください。

歯ブラシによる歯磨きだけでは、落とせない汚れがあります。デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、しっかり汚れを除去してください。

舌ブラシは、歯周病だけでなく口臭予防に効果的です。

プロフェッショナルケア

歯科医院で受けられるプロフェッショナルケアは、以下のとおりです。

定期的に歯垢・歯石を除去してもらう

ご自身でケアをしていても、取れない歯垢があります。歯石になった場合、専用の器具を用いなければ除去できないでしょう。

半年に1回の頻度で歯科医院を受診し、歯垢・歯石を除去してもらってください。

歯科検診を受ける

かかりつけの歯科医院を持ち、歯科医院が勧めるタイミングで歯科検診を受けましょう。

口の健康のプロは歯科医師です。ご自身では気づけない口内の異常も、歯科医師なら気づいてくれるでしょう。ご自身に合うかかりつけ医を見つけて、定期的に歯科検診を受けてください。

ブラッシング指導を受ける

歯科医院では、歯科衛生士によるブラッシング指導を行っています。正しい歯磨きの方法や歯間ブラシ・デンタルフロスの活用方法などを指導してもらえます。

ご自身に合った歯ブラシの選び方や磨き方を教わることで、日々のセルフケアの質を高められるでしょう。

まとめ

歯周病が治った女性

歯周病は、歯垢の中の細菌によって歯茎が炎症を起こす疾患です。歯を支える組織が破壊され、最悪の場合歯を失います。全身の健康にも悪影響を及ぼすため、予防することが非常に重要です。

全身の健康診断や人間ドックを受ける方は多いですが、歯科検診を定期的に受けている方は少ないのではないでしょうか。全身の健康のためにも、定期的に歯科検診を受け、歯周病を予防しましょう。

歯周病にお悩みがある方は、京都府京都市左京区にある医療法人社団 京都下鴨ライフ歯科・矯正歯科・小児歯科にご相談ください。

奥村 亮司